早安(ザオアン)! おはようございます。
今朝は、台湾の朝ごはんに欠かせない油條の話です。
発音は油條と書いて(ヨウティァオ)。
細長い棒状の揚げパンなのですが、
この揚げパンの出番の多いこと。
鹹豆漿(シェンドウジャン=温かい味付き豆乳)に
クルトンのように浮かべたり、
そのままディップしたり。
焼餅(サォビン)でカリッと巻いて食べたり。
あるいは糯米飯(ヌオミーファン=台湾風おにぎり)の
具として使われるのもポピュラー。
(この“炭水化物 in 炭水化物”、案外癖になります)
油條は中国、ベトナム、タイ、ラオスなどでも
同様のものが見られます。
「揚げパン文化」的見地でいうと、ロシアやインドでも
よく似たものがあります。
これがうんと西まで行くと
イタリアのグリッシーニになったりしたんでしょうか……
世界の食文化考にも誘われてしまうような
台湾の朝ごはんのマストアイテム、
油條(ヨウティアオ)のお話でした。
(写真/久保田康夫 studio BOW)